和平島阿本活海產:和平島で新鮮な海鮮…でなくても美味しいよ、桜エビたっぷりの炒飯

台北の北東にある港街、基隆。
基隆自体は入り江にできた街ですが、そこから更に海の方へ向かうと和平島という島があります。
橋を渡り和平島に入りすぐ右に道路を行くと魚市場や食堂が並んだ和平島観光漁市があります。
ここはちょうど阿根納造船廠遺址という廃墟の対面になります。

和平島観光漁市

ここの通りの各店は全て魚介類を小売りしていると思うのですが、店先で魚やエビ、貝などを選んでその場で料理をしてもらうことも出来ます、といいますかその食堂としての機能の方がメインのように見えます。
こういうスタイルは面白いのですが、価格と分量的に考えて三、四人はいないと注文が難しいですね。

数人の団体でないと入りにくい

その中で一番奥にある阿本活海產には一人でも比較的注文しやすいメニュー、つまり炒飯があると聞き、やってきました。

阿本活海產

入り口でメニューを見てみると、櫻花蝦仁炒飯がありました、困ったときのエビ炒飯。
味噌汁一人分なら200元でいいよとのことでしたが、炒飯と合わせるとちょっと高くなると感じたので断念、1人の食事で合計300元を超える注文は抵抗があります。
味噌汁と書いてありますが、値段から考えて恐らくは味噌仕立ての鍋なのではないかと思いますがどうなんでしょう。

店内

炒飯は大蒜が効いていて、玉子と葱、そして鮮やかな桜エビが大量に乗っています。
食べると桜エビの風味と甘味が口に広がり思っていたよりもずっと美味しい。
なるほど味付けよし、味噌汁も飲みたい…。

櫻花蝦仁炒飯

見た目がピンク色で華やかですが、思うのはやはり乾燥させた桜エビだということ。
正直な所、折角この辺りまでやって来たのなら多少高く感じても何か新鮮な魚介類を…という気がしますね。

但し一方でこうも思います。
新鮮な魚介類を使っても刺身や寿司で食べるのならともかく、煮たり焼いたりすると果たして鮮度はどのくらい関係あるのでしょうか。
まして今の時代どこにいてもそれなりに新鮮な魚介類を食べられるので、釣ったところをすぐ捌いて…という話でなければ、結局は鮮度よりも調理の問題な気がするのです。

また外国で魚介類を食べると、確かに日本にはない調理法だったり味付けだったりするので新し発見もあり面白いのですが、結局のところ魚介類を美味しく食べることに関しては日本は世界一だな、とも。
海辺の町の新鮮な海鮮と聞くと心躍る感じもありますが、外国で海鮮に対して過度な期待は禁物です。

お店の場所は以下になります。

Advertisements