台北堂餅行(摩那卡本舖):昔は皇室御用達、今はモバイル、いつでもどこでもサクサクの最中を

艋舺にある老舗の最中屋さん、1920年開業のようなので2020年で100周年でしたね。

台北堂餅行(摩那卡本舖)

パンフレットの紹介文には台湾唯一の昔からの製法で作っていると書かれています。
2021年現在は3代目の職人さんが毎日ひとつづつ手作りをしています。
昭和天皇が皇太子時代台湾を訪れた際に召しあがった最中とあり、その他総督府の高官や天皇家貴族など皇室御用達の専門店で、庶民への販売は戦後になりようやく始まったとあります。

パンフレット

入り口横の作業場はガラス張りになっていて、外から職人さんが最中の皮を作っているところが見えるようになっている。

サンプル

サンプルも置いてあり、上ぶたが開いているのはナッツを詰めたヌガー、貝の形はアイスモナカ、梅や牡丹でしょうか、その他四角いモナカはあんこ入り。

最中は箱売りの他、個別に1つ2つでも売ってもらえます。
個別の場合は1つ50元、アイスは1つ80元、冷静に考えると安くはありません。
普通の最中と抹茶味を買いました。

普通の最中
抹茶味の最中

皮はもち米で作られていて、油や玉子、防腐剤は無添加、ビーガンでも食べられます。
あんこは最中の中ではなく別に袋詰めされていますので、食べる直前に自分で最中の皮の中にあんこを詰めます。
最中の袋には乾燥剤も入っていますが、もし皮が湿気てしまった場合はオーブンなどで軽く炙ることができます。
若干手間ですが、おかげでいつでもパリッとした食感で最中が食べられますね。
そう川辺でも海辺でも、山の中でもどこでも最中。

最中があまり一般的ではないからでしょうか、細かく説明されています

パリッサクッと香ばしい皮に十分な甘さのあんこ。
こしあんに近いですが、あずきの粒も残っていて舌触りの食感もよいです。

実食、コーヒーに合います
後日、再び実食、コーヒーに合います

買ってすぐに現場で食べられないのは食べ歩き天国台湾としては若干残念ですが、いつでもどこでもパリッとサクサクモナカを食べられるのは嬉しいですね。
抹茶味は思っていたよりもしっかり抹茶味でした、他の味も気になります。

お店を出た後振り返ると、入口ドアに「日本語可」と書いてありました。

お店の場所は以下になります。

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グルメ

Posted by trilife