高麗菜飯/原汁排骨湯:簡素を極めたご飯は思い出の味か
もはやお店の名前なのかメニューの名前なのかの区別すらない「高麗菜飯/原汁排骨湯」。
メニューはもちろん高麗菜飯と原汁排骨湯の二品のみです。
お店の机や椅子はこじんまりと可愛らしく、よく見ると小学校の什器のリサイクルだとわかります。
そこに老若男女、大の大人が陣取っているのは中々面白い光景です。
ひょっとすると子供のころに食べた昔懐かしい味を思い出す、という仕組みがあるのかもしれませんね。
基本的に先払いで、料理とお金を交換するスタイル。
たまたまでしょうか、私が訪ねた際は注文しなくても席に着くと料理が出てきました…何故でしょうか…?
高麗菜飯はあっさり薄味のキャベツご飯。
ほんのり味がついていてキャベツの甘みと人参の甘みがお互いを邪魔せず共存し、薄味の出汁で煮込んで一体化した感じです。
キャベツからにじみ出る水分の関係でしょうか、ご飯の表面が少し水分多めに感じました。
原汁排骨湯は高麗菜飯に対して味が濃いめですが、比較しなければ比較的あっさり味のスープと言えそうです。
深くゆっくり味わう食堂というよりは、時間がない中でもサッと食べられるご飯を目指したという感じです。
お店の人が独り言?でずっと忙しそうにしながらぶつぶつと「맛있어요, 맛있어요(美味しいよ、美味しいよ)」と言っているような気がしましたが、間違いなく空耳だと思います。
お店の場所は以下になります。