呷二嘴:饂飩に短し米に長し、米苔目は不思議な食べ物
慈聖宮廟口の食堂街から一本横に呷二嘴はあります。
メニューがちょっと独特で、米糕と米苔目(米篩目)のお店ですが夏と冬でメニューが変わります。
夏は米苔目、粉粿、仙草、大紅豆などが、冬は甜不辣、肉包、香菇丸、燕丸、貢丸、魚丸湯、豬血糕などが食べられます。
外帶の人がお店の前にいるので並んでいるのかと勘違いしてしまいますが、內用と伝えれば席に案内してくれます(勝手に席につくのはNGです)。
ここの米糕は具在としてシイタケと豚のバラ肉がメインで入っていますが、 米糕はお店によって結構特色があって、いろいろ食べてみると面白い料理です。
このシイタケと豚のバラ肉がいい仕事をしていて、シイタケの香りで食欲をそそりながら、もち米だけだと単調になりそうな食感と味に対し、肉のしっかりした食感とバラ肉の脂がアクセントを追加しています。
元々味がついているので、かけなくても美味しく食べられますが、タレやパクチーは自分でかけて調整可能。
タレは結構しょっぱいので直接かけずに皿の端によそい後で調整できるようにしておくのがポイントです。
辛いタレもあるので肉にかけるとより味わいの幅が広がります。
米苔目は米で作った短く太めの麺で特に味はなく、柔らかい饂飩に似ていますが少し歯ごたえのある食感で、ブツブツと噛み千切ったり喉越しを楽しんだりする食材なのかと思います。
そのため主食の麺料理として使われるほか、カレーやかき氷にも使われるなど、しょっぱい物から甘い物まで幅広い支持体として私たちのお腹を満たしてくれます。
冬は練り物の種類が多いのでいろいろ食べてみたいですね。
咖哩米苔目はカレーうどんに近い存在です。
たっぷりの人参と玉ねぎ、ジャガイモ、豚肉と具沢山。
鶏肉も入っていた気がしましたが、気のせいでしょう…。
カレーの味はバーモントカレーのような日本式の家庭的な味ですが、専門店のカレーには及びません。
他のお店でも米苔目をこういう食べ方をするのかわかりませんが、帯に短し襷に長しの米苔目の食べ方としては面白いと思います。
箸では食べづらく、スプーンではすくいにくい、レンゲだからこそ食べられる食材ですね。
三色丸湯は三種類のつみれが入ったスープです。
・中に何かの醬が入ったつみれは燕丸
・ワンタンのような皮で包まれた肉のつみれは肉丸
・ブリブリの食感を持つ肉のつみれは香菇丸
の三種と思っていますが果たして。
お店の場所は以下になります。