大稻埕筒仔米糕:ピンクの謎ソースが人気の秘密、ミシュランに掲載されてもマイペースの米糕屋さん
鮮やかなオレンジ色の看板が目立つ大稻埕筒仔米糕。
雨降りかつ目の前の路上駐車、歩道からはカメラに入らない絶妙の距離感で、上手く大きく写真に収められません…。
不確かな記憶によるとミシュランビブグルマンに掲載されたとかされていないとか。
お店によってはミシュランのシールを入り口付近に貼ってありますのですぐわかるのですが、このお店はあまり仰々しく宣伝していなかったのでわかりませんでした。
このお店のメインの料理米糕はおこわを成型したような料理です。
さっと食べていくか、持ち帰りでたくさん買っていくような料理なので、店内は個別の座席というよりも相席の大テーブル、またはカウンターで食べる形式。
先に注文してください、勝手に席を取らないでください。
大事なことなのでたくさん書いていますね。
壁に大きなメニュー、説明も親切。
米糕は脂身の量を選択可能で、別に値段が変わるわけではありませんが、一つだけの單粿、二つセットの雙粿から選びます。
恐らく細かく注文されると混乱するので各組み合わせに名前を付けているのでしょう。
- 小肥…脂身多め一つ
- 小瘦…脂身少な目一つ
- 雙肥…脂身多め二つ
- 雙瘦…脂身少な目二つ
- 大綜合…脂身多め一つと脂身少な目一つ
まとめると確かに簡単ですね。
瘦肉は脂身を取り除いた分肉の量が少ないのでしょうか、食べ応えがないのでしょうか、将又タンパク質を補うためでしょうか、玉子が入っているようですね。
またスープもいろいろな種類があり、それぞれ組み合わせて注文することができます。
組み合わせるのが好きですね、こだわりのあるお客さんが多いのでしょう。
肉団子の種類がいろいろありますが、魚丸と貢丸はともかくとして福州丸は何でしょうか。
スープと同じエリアに書かれていたので滷蛋を頼み忘れてしまいました。
米糕に入っているからいいのかしら。
その他手作りの調味料も販売しています。
米糕を作る過程を写真で紹介。
こうなってくると食堂にも博物館的な要素が出てきますね。
伝統を保存しようという意識を感じます。
伝統的な調理法で竹筒を使い整形しているという噂がありましたが堂々とプラスチックで整形しているようですね、これも時代の流れでしょうか。
雙粿の大綜合を注文したので肥肉と瘦肉、どちらも食べられます、お得な気分。
米糕は思っていたよりも柔らかめで、食べた感想としては肥肉は柔らかく煮込まれた肉という感じですが、瘦肉は肉片が乗っているという感じでボリュームがありませんでした。
玉子も1/8の切れ端で、それを乗せても食べごたえはカバーできていないようです。
米糕がそもそも肉を食べる料理なのか、という疑問はありますが。
テーブルの上の辣醤をたっぷりかけて食べます。
右の唐辛子が見るからに入っているソースは少し辛いですが、大きな器に入っているピンク色のソースは辛くありません。
このソースにはまる人が続出と聞いたことがあります。
個人的には何故かマクドナルドの味を思い出す味という印象でした。
蚵仔湯は出汁が出ていて味わい深いです。
生姜と搾菜が入っていて臭みを取っています。
牡蠣はそれほどたくさん入っていませんが、その分値段も安めなので軽く食べたいときには助かります。
写真はピンボケ、汁物はピントが合わせにいですね。
こちらは友人オススメの豬肝湯。
新鮮なレバーをサッとスープで湯がいたもの。
そのためスープに使っていないところは赤いまま出てきます…大丈夫でしょうか。
臭みはなくプリッとした歯ごたえが際立っていて、レバーの甘みを感じられます。
よくよく味わっていると苦味が出てきましたがそういうものでしたっけ。
スープ自体は醤油ベースでしょうか、何の出汁なのかよくわかりませんが美味しいです。
店先には真っ赤な生レバーが山積みになっていましたが写真は自粛しておきます。
お店の場所は以下になります。