福元胡椒餅:食べ歩き厳禁、灼熱の胡椒餅
台北駅の北側、大通りから一本入った通りに福元胡椒餅はあります。
この通りは有名な飲食店も多く、台北駅付近で食事をするなら立ち寄りたいエリアになっています。
胡椒餅は窯の中にペタペタと貼り付け加熱して作りますので、一度に一斉に焼き上がります。
そのためこのお店では先に必要個数を注文してお金を払い、焼き上がり時間に再び戻ってきて番号札と商品を交換するシステムになっています。
店先に書かれた焼き上がり時間をチェックしておきましょう。
私が訪ねた際は窯に貼り付けているおじさんが一人で作業していましたので、(加熱殺菌するとは言え)その手でお金のやり取りをするのかと思いましたが、中からおばちゃんが出てきました、よかった。
待ち時間はタイミングによりますが今回は20分待ちでした。
以前お店の前を通りがかり覗いた際は60分待ち、その他30分待ちの時もありましたので完全に運次第ですね。
折角なので近所で何か食べながら待ちたいところですが、食べ物の出来上がりを待つのに食べて待つというのは選択肢として微妙でしょう…。
京站時尚広場という百貨店で時間を潰すのはありでしょう。
https://www.qsquare.com.tw/
また京站時尚広場に向かう途中に台湾を代表する漫画文化の発信地、臺灣漫畫基地がありますので、そこを覗いて時間を潰すのがオススメでしょうか。
https://www.tcb.tw/ja/
台北當代藝術館もそれなりに近くにありますが、展示を見るのに30分や60分では少し時間が足りないかも知れません。
https://www.mocataipei.org.tw/
焼き上がりの時間が迫ってくると人がどんどん集まってきます。
番号が順番に呼ばれますので並ぶ必要はありませんが、遅れて来るとどうなるのかは不明です。
逆に言うと焼き上がりの時間に居合わせれば番号札がなくても買える可能性があります。
焼き立てなので表面はカリッとしています、カッチカチです。
中はもっちりしたパンの生地のような食感ですが、熱すぎてそんなに一気に食べられません。
端から少しずつ冷ましながら食べていきます。
一般的に胡椒餅を食べる際は必ずと言っていいほど肉汁がこぼれて服が汚れます。
注意してもきっとそうなるので諦めて覚悟を決めて食べる必要があります。
…ですが、ここの胡椒餅はそれほど肉汁が溢れ出る感じではなく、杞憂でした。
中の餡を見ると豚肉が細かいミンチになっておらず塊のまま入っていて、それこそが肉汁がこぼれ出て来ない秘訣なのかと思います。
単純に考えれば塊肉のほうが高価かと思いますので、いい肉を使っているのでしょう。
また胡椒餅なので味はもちろん胡椒味なのですが、よそのお店と比較して考えるにそれほど胡椒は強くありません。
これも肉の臭さを胡椒で消さなくても大丈夫ということなのかと思います。
思っていた胡椒餅の味とは少し違いましたが、肉を食べている食感や旨味はありますので、その味がこのお店の特徴なのでしょう。
折角熱々の胡椒餅ですが、近くに座って食べるスペースがないのが残念なところです。
熱々胡椒餅の歩き食いは大変危険なので止めましょう。
お店の場所は以下になります。