媽祖宮口/江家原汁排骨湯:コクの深い透明なスープという矛盾をやってのける名店その2
慈聖宮前の食堂街には原汁排骨湯のお店が二件あり、片方は以前取り上げた阿桂姨原汁排骨湯、もう片方はここ媽祖宮口/江家原汁排骨湯です。
阿桂姨原汁排骨湯が夕方16時ごろまで営業しているのに対し、こちら媽祖宮口/江家原汁排骨湯は13時半ごろには閉まってしまいますのでお早めに。
以前調べた際は台湾あるあるで名前がハッキリせず、媽祖宮口原汁排骨湯という名前で一旦落ち着いたのですが、2020年秋ごろには江家原汁排骨湯と名乗っているようです。
確かに「〇に江」というマークが付いていますね。
注文口にはメニューが置いてあり、日本語も併記されていますので中国語がわからなくても助かりますね。
小菜には種類がいくつかあるようで、今回は高麗菜(キャベツ)を頼みました。
高麗菜は甘く茹でられ、小エビが少し入っています。
タレに付けて味を変えてもよさそう。
タレは注文口横のテーブルに置かれており、必要に応じて小皿に取ります。
辛いタレと普通のタレがあり、その他唐辛子ペーストがあるようです。
二つのお店の排骨湯を並べて比較しながら食べているわけでもありませんので正直あまり違いは判りません…。
ただこちらの排骨湯には椎茸でしょうか、茸も入っている点が異なります(出汁用のものが入っていただけかも知れませんが)。
また肉についている脂身もこちらの方が若干多めでしょうか、濃厚な感じがします。
器に盛られる部位にもよるかもしれませんが、軟骨が入った肉もあります。
この肉の中の軟骨は日本人には食べにくいと不人気かと思いますが台湾人には人気があるのようで、排骨や三層肉を使った料理を頼むとよく見かけます。
肉は柔らかい物のしっかりした歯応えが残っており、量も多めで満足感があります。
これは意図的なのでしょう、一つ二つ骨付きの肉が入っていますが他は肉のみで、食べやすさにも配慮されています。
肉や大根をタレに付けて食べてもOK、味が変わるので食欲が増しますね。
スープは透明なものの濃厚なコクがあります。
食べている最中は若干油分が多い気がしましたが、食べ終わった後はしつこく感じたり胃にもたれたりすることはありません。
何とも不思議なものです。
魯肉飯は柔らかい脂身がとろける感じで淡い脂の味ですが、特に変わった点はなく普通と言えるでしょう。
ちなみにお昼時に伺ったので満席でしたが、席がなくなると係の人が新しいテーブルを出してくれます。
お店の場所は以下になります。