林東芳牛肉麵:昔ながらの味は健在、リニューアルした有名牛肉麺店

以前は奥まった所にある昔ながらの牛肉麵屋さんといった外観でタクシー運転手の溜まり場だったらしいですが、近年その近くの大通りに移転し新しくて綺麗な三階建てのお店になりました。
その見違えるようなリニューアルから「味も変わってしまうのでは」という心配もあるようですが「味は変わらず以前同様の美味しさ」という評判の有名店なので行ってみました。

林東芳牛肉麵、「手」ではなく「牛」です

一階は会計処とガラス越しに覗けるキッチンがあります。

ガラス越しに覗ける広々キッチン

キッチンは広々としていますね。
コンピューターで座席管理をしているのでしょう、お店に入ると二階または三階に案内されます。

二階席、奥にまだ座席があります、その他三階席もあります
他、箸やレンゲ、調味料置き場や牛肉麵が運ばれてくるエレベーターがあります
お手洗いも清潔で広々

二階に上がってすぐの席に案内されたので全部見渡せたわけではありませんが、これだけ座席があれば大勢のお客さんにも対応できますね。

メニューは英語、日本語、韓国語対応

麺類はよくある牛肉麵、牛筋麵、半筋半肉、牛肉湯麵の他、内蔵肉(ハチの巣)を使った牛肚麵です。
その他牛肉をガッツリ食べたい時用のメニューなのでしょうか各種お肉の盛り合わせや小皿があります。

箸やレンゲ、取り皿などはセルフサービスになっています。
その他、油揚げ以外の小皿と飲み物は冷蔵庫から自分でとります。
注文後にもう一品欲しくなり小皿を追加で取る場合、ひと声かけた方がスマートでしょうが、勝手にとって食べていても店員さんが気づき注文票に書き足してくれます。

牛肉麵

牛肉麵は臭みは少なくコクのある醤油ベースのスープで日本人好みの味です。
麺は固め…というよりも若干生茹でだったのではないでしょうか…麺料理あるあるでしょうか。
牛肉は若干味が濃いですが、旨味を保ったまま柔らかく煮込まれています。
スープおかわり自由のようで、店員さんが気を利かせて尋ねてくれます。
こうしたお客さんの食事の状況に気を利かせてくれるお店は台湾の一般的な食堂では珍しいのでちょっとびっくりしました。

花干

花干は油揚げのことで、お店のオススメの一品になっています。
牛肉の出汁で煮込まれていて、噛むと出汁が口の中に溢れ出ます。

湯葉

小皿から溢れんばかりに盛られた豆皮は湯葉のことで、ごま油で和えてあり香ばしく、セロリが清々しい一品です。
ちょっと豆腐に依り過ぎてしまいました、野菜にしておけばよかったかも。

辛子

テーブルの上には牛肉麵店でよく見かける酸菜はありませんが、自家製辛子が置いてあります。
結構辛いという話だったので丼の端に少量取り、少しずつスープに溶かし試してみました。
辛子味噌のようなもので入れると味わいを大きく変えるのかと思っていましたが、劇的な変化はとくに感じませんでした。
もしかすると牛肉麵に使うものではなく、牛肉の盛り合わせに使うものかも知れませんね。

お店の場所は以下になります。

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