永富冰淇淋:衝撃の柔らかさの秘密は空気の混入量?昔ながらの格安アイス

艋舺にある老舗のアイスクリームやさん永富冰淇淋。
既に取り上げたことがあると思っていましたが、どうやら忘れていたようです。
1945年創業ということは2021年現在、76年目ですね、かなりの老舗。
西門と龍山寺、どちらからも適度な距離があり、意識していかなければなかなか行く機会はないかもしれません。

永富冰淇淋

店内に入りメニューを見ながら注文します。
メニューは中国語、英語、日本語、韓国語が併記されていますので…読みにくいです。
注文は口頭でしますので結局中国語ができないとアレレッとなります。

多言語国際的メニュー

一応上にもメニューが貼ってありますので、何も気にせずこっちを見た方がシンプルかも知れません。

シンプルな漢字メニュー

アイスクリームの値段はどれを選んでも3球で40元、安い…。
全て伝統的な製法で手作りなのかと思いますが、初めてここでアイスクリームを食べたときは衝撃を受けました。

アイスクリームなので当然凍っているのですが全く固くなっておらず、スプーンがススッと入ります。
口に入れると柔らかくふわっと解け、あれ?只のクリームだっけ?とアイスクリームであったことを忘れてしまうほどに滑らかな食感。
こういうタイプのアイスクリームがあることを初めて知りました。

草莓, 檸檬, 雞蛋だったかな?

濃厚さはありませんが、これは空気の含有量がすごいことになっているのでしょう。
水分を凍らせてガリガリと固めた感じや、増粘剤などを多用し化学的に固めた感じは全くなく、クリームがただ単に冷えただけの様です。

最近の流行を見ていると「コクが深ければよい」「濃厚であれば」「味が濃ければよい」といった風潮をどことなく感じますが、老舗がそこに別の存在感を見せつけ堂々と異議を唱えているようで素晴らしい。
反面味は淡泊で軽く、冷たさもあまり感じませんので、ふわふわ、ぱくぱくと食べてしまい…一瞬でなくなります。

草莓, 百香果, 花生だったかな?

注意点としてはバニラのようなクリーム系と果物を使ったシャーベット系は別々に注文した方が美味しく食べられると思います。
甘酸っぱくサッパリしたものと比較的濃厚でクリーミーなもの、相性があまりよくないですね。

空いているところに適当にすわります

店内にも座席はありますが数が少ないのでお店の前など、適当に椅子が出ているので適当に座って食べます。
熱い中で食べるアイスクリームは…更に一瞬でなくなります。

Facebook – 永富冰淇淋

お店の場所は以下になります。

Advertisements