平溪線 平溪:ドラマ舞台になった天燈上げのもう一つのスポット、そして挑戦するは直角山登り

12/01/2021

平溪站周辺

平溪站
平溪站

線路沿いによく掛けられているので目にするかと思いますが、 平溪エリアには竹筒に願い事を書いて吊るす風習があります。
由来はわかりませんが、日本の絵馬みたいなものでしょうか。

願い事を書いた竹筒

平溪の老街はさほど大きくありませんが、平溪線の名前にもなっている代表的な駅だろうし終点駅付近だしということもありここでお昼を食べて…と計画している人も多いでしょう。

平溪老街

平溪老街のソーセージ屋さん
常に行列です、諦めて並びましょう

老街真ん中にソーセージ屋さんが二軒並び、大勢の客で行列ができています。
客がさばける前に次の列車が到着するので、行列が途切れることはありません。
一番気になる「どちらが美味しいのか…」ということですが私は食べたことがないのでわかりません、ぜひ教えてください。

平溪故事香腸-黑毛豬高梁香腸
平溪純高粱碳烤香腸

平溪純高粱碳烤香腸

片方のお店だけですが食べてみました。
食べたのは平溪純高粱碳烤香腸の方です。

ちなみにお店の名前ですが台湾あるあるで案の定わかりませんのでGoogleMapsで表示される名前にしました。

平溪純高粱碳烤香腸はお店の中にテーブルがあるので実は中で座って食べることができます。
また雞排を注文する場合は行列に並ぶ必要はなく、お店の人に直接声を掛ければいいとのことです。
恐らく一緒にソーセージを頼んでしまっても大丈夫でしょう。

ソーセージと雞排の他にも、実はメニューはたくさんあります
実はソーセージよりも雞排の方がメインだったり…

串で刺したソーセージを食べる人が多いですがお腹が空いていたのでお米のソーセージで肉のソーセージを包んだ台湾式ホットドッグと言われる食べ物、大腸包小腸を注文。

ソーセージを次から次へと焼きまくり

味付けはどうするか聞かれましたが、普通のソーセージと同じようにこの中から自由にトッピングを選択できるそう。
値段は全部同じ。

トッピングはたくさんあります

原味にしようかと思いましたが、泡菜も捨てがたいと思った矢先、綜合が目に入ったのでそれに決定。
全部乗せは正義。

大腸包小腸

ビニル袋と紙袋に入れて巻いて渡してくれます。
見た感じ食べにくいかと思いましたが流石老舗、よく考慮されていて意外なことに食べやすいです。
折角なので近所のコンビニへ行きビールと一緒に。
台湾は(お店によりますが)堂々と他のお店の食べ物や飲み物を持ち込めるので良いですね。

コンビニ前の猫
猫がもう一匹

トッピングの写真でソーセージとストライプを成している白いものは何かと思っていましたが、大蒜ですね。
ソーセージに切り込みを入れて、間に大蒜のスライスを挟んでいます。
台湾のソーセージは甘い味付けですが大蒜は辛味があり、このコンビネーションが美味しいです、台湾ソーセージと大蒜がこれほど合う組み合わせとは知りませんでした。

綜合にしたので大蒜以外のトッピングの味は混ざってしまし、個々の味は目立ちません。
が、その一方で複雑な旨味を作り出していると考えればなるほど、まさに総合味と言えますね。
想像以上に美味しかったです。
行列も10分、20分くらいで捌けるので時間があれば寄ってみるとよいでしょう。
日本人は匂いがどうこうと言ってあまり食べたがりませんが大蒜が大事ですので忘れずに。

以前はこの芋園屋さんだったか、辺りで液体窒素で冷やしたお菓子などもあり若者に人気でしたが、先日行った際はやっていないようでした、夏季限定かもしれません。

平溪芋園
鉄橋と電車

この鉄橋越しに見上げる電車が平溪の見どころのようですが…その魅力が何なのかよくわかりません…。

平溪老街には他にも歩きながら食べられる肉まんのお店やドリンク屋さん、小吃店などの食堂、それと何故か雑貨屋さんが数軒あります。
雑貨屋さんちょっと多くないですか…。

雑貨屋さんや小吃店
雑貨屋さん

老街を抜けたところにある石底橋は映画「那些年, 我們一起追的女孩」のロケ地だそうで、映画ファンが今でも記念撮影に訪れるそうです。
有名な青春映画ですので一度見てから平溪に行けばまた違った楽しみ方ができるでしょう。

徒歩コース

正直なところ人気エリアにも関わらず平溪站周辺にはそれほど見どころはなく1時間電車を待つには手持ち無沙汰になりがちです。
ソーセージ屋さんに並んでから食べ歩きをすればよい時間になるかもしれません。
また隣の終点駅である菁桐までは距離も近く、わずか15分程で着くので合わせて歩いて行ってみるのがよいと思います。

温泉街のような雰囲気
写真上部の真ん中やや左にちょこっと見えている灰色の岩が孝子山

また平溪站から歩いて数分のところに孝子山という山があります。
日本では見かけない急勾配の山で、漫画に出てきそうな山、中国っぽい山、仙人が住んでいそうな山、といった趣です。
ロープを使って切り立った山を登るという得難い経験ができますので、時間があれば是非一度訪れてみるとよいでしょう。

孝子山

といった手前、自分でも行ってみました。

老街を抜けて少し左に歩くと平溪瀑布という小さな滝があります。
ここから孝子山步道という歩道を5~10分程でしょうか、歩いて孝子山へ向かいます。

平溪瀑布

孝子山步道を抜けて少し歩くと駐車スペースにでます。
気分的にはそのまま直進して山の中に入って行きたくなりますが、そっちは慈母峰という別の山へ向かう道、標識に従い左の道を行きましょう。
慈母峰は孝子山の対面にあり繋がっていますので、孝子山で物足りなければそのまま慈母峰へ向かうことも出来る山です。
ちなみに孝子山という名前は母である慈母峰に向かって傅いている孝行な子ども…といったところから来ているとかいないとか。

こっちの道が孝子山へと通じる道
階段を上ること10分、15分くらい?
途中岩があったりしますが基本的に1本道です
親切なのか環境破壊なのか、黄色矢印に従います
開けた空間に出ました、ここから急角度の岩を登って行きます
この日は人が多すぎて順番待ちしています
こういう感じ1人ずつ登ります
お兄さんは係の人かと思いましたが違うようです
それっぽくなって来ました
この辺りまでは小さな子供もいます
ここが山場
降りる人もいるのでコミュニケーションをとりながら順番を調整
行きはよいよい
一応宗教関係の何かが云々
登った
向かいが慈母峰の山道
同じように斜面を登るが確度はそこまで急ではないとか

写真撮影ですが、頂上から自分自身の写真をとってもあまり状況が表現できないので見ごたえがありません。
ドローンを飛ばして周りから頂上の写真を撮ると見ごたえがあり面白いですね。

[新北市.平溪區] 孝子山步道 (#孝子山#慈母峰#普陀山) [#空拍篇]
帰りはこわい
頂上部以外は複数の道があるので、降りてくる人とはそこまで出会わない

開けたスペースから頂上部までは行列がなければ5分程度でしょうか、あっという間です。
駐車スペースからであれば、この日は行列を待つ時間が結構かかりましたので合計で1時間少しかかりましたが、行列がなければ30~40分ほどで行って帰ってこられるのではないでしょうか。
つまり平溪老街からであれば1時間~1時間半あれば堪能できそうですね、ええ、行列がなければ。

平溪は見るものがあまりない…と書きましたが、孝子山はちょうどよい観光になるかと思います。

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