集集線 集集:集集線の代表駅、賑わう駅前と大地震の記憶

31/05/2021

概要

檜造りの優美な駅舎である集集駅は、1933年に建設されました。駅舎は1999年921大震災時に壊滅的に破損してしまいましたが、その後、コンピュータシミュレーションを駆使して再建されたため、かつての風貌が今でも残っています。そのため、待合室のベンチから窓のフレームまでもが木造であり、当時の風情が感じ取ることができる数少ない昔ながらの駅の一つです。

台湾鉄道 集集線 鉄道に恋する旅物語

集集駅は、1933年に建設され、台湾に現存する檜造りの日本式建築で優雅で趣のある外観の駅舎です。日本統治時代に建設され、100年もの長い歴史を持っています。921台湾大震災時に壊滅的に損傷してしまいましたが、かつての趣が失われることなく再建されました。今では、集集を代表する観光地となり、賑わいを見せています。

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集集站

集集駅の開業年は私のメモによると1921年、Wikipediaによると1922年、台湾観光情報公式サイトの資料によると1933年となっており諸説あるようです。
恐らく私のメモとWikipediaの年は駅としての開業年、公式サイトの情報は木造駅舎の建設年なのだと思います。
私のメモとWikipediaの年が異なるのは新暦・旧暦の関係でしょうか、あるいは書き間違いでしょうか、どこの資料からメモを取ったのか書いてありませんでしたので詳細はわかりません)。

ここは駅舎自体が観光名所になっていて日本統治時代から使われ続けている備品が数多くありましたが、1999年9月21日の地震で駅舎が倒壊し、現在の駅舎は復元したものとなっています。
ここで自転車を借り集集綠色隧道サイクリングの起点にする人も大勢いるそうです。

旅行メモ

集集線で最も栄えていると言われている集集駅。
名前からしても集集線の代表格の駅ですね、ほとんどの観光客の目的地はここ集集駅になります。

駅前にはSLの模型がありサイクリングコースも整備されています。
また商店がいくつもあり、食事もできます。

郷愁漂う駅舎は実は結構新しい
記念写真ポイントSL
付近の地図、観光名所やサイクリングコースなど

個人的な見どころは9月21日の大地震で崩れた寺院、武昌宮。

Wikipedia – 武昌宮

当時の地震の恐ろしさを後世に伝えるべく、倒壊した廟が取り壊されずにそのまま残されています。
直接向かわずにちょっとぶらぶら街を散策しながら行くルートにしたところ、思っていたよりも遠くて後悔…。

駅前商店街
何かの宗教施設(福徳法幢上師廟)

迫力がすごい…武昌宮。

武昌宮(集集九二一地震紀念館)
武昌宮(集集九二一地震紀念館)

屋根の重量感がすごいですね、圧倒的な迫力です。
この崩れた武昌宮のすぐ前に新しい武昌宮が建てられています。

新しくなった武昌宮

地方でこれだけ立派な廟を立てられるのは信仰心のなせる業でしょうか。

そしてバナナを売っています。

これが集集バナナ
武昌宮斜め前にある橋
橋の中もなかなか立派

また線路沿いにある軍史公園では戦車や戦闘機、ミサイルなどが飾られていました。
日本人はこういった公園の趣旨が今一つ理解できなくなりましたが、台湾人はどういった思いでこの公園に訪れるのでしょうか。

以前は展示兵器の一部は中に入ることも出来たそうですが、私が訪れた際は入れなくなっていたように思います。

軍史公園
戦車
戦闘機
ミサイル
何とか砲
輸送機でしょうか

一周して集集駅まで戻ってきました。
こちら側の方がコンビニや小吃店などいろいろあったようです。

食べ物屋さん
揚げバナナ
駅に戻ればちょうどいい時間(ご飯を食べられなかった)

その他の見どころ

ここでは「台湾鉄道 集集線 鉄道に恋する旅物語」に紹介されている集集と龍泉の見どころを紹介します。
交通部観光局日月潭国家風景区管理処のサイトに日本語の紹介があるものはリンクを張るのみとし、中国語の紹介しかないもの、紹介自体がないものは「台湾鉄道 集集線 鉄道に恋する旅物語」の紹介文を転載します。

台湾鉄道 集集線 鉄道に恋する旅物語 龍泉・集集観光マップ

明新書院

集集攔河堰

台湾特有生物研究保育センター

集集大山

添興窯陶芸文化園区

武昌宮

泰順廊橋

開闢鴻荒, 化及變貊

「開闢鴻荒」の力強く古風溢れる四文字が岩に彫刻されたこの記念碑は、国が指定する一級古跡に選定されています。その歴史は、清の同治年間に吳光亮が命を受けて、「開山撫番」(漢人による原住民地区の開拓と彼らに対する同化政策)を行った際に、この地に八通關古道を開墾し、集集埔草嶺腳濁水溪の畔にあったこの岩盤に文字を刻みました。現在は、彼の功績を称える記念碑となって、後世に伝えられています。

「化及變貊」の歴史は、清の光緒13年(1887年)に劉銘傳が台湾を管理する期間、「撫番政策」に力を入れ、全台撫墾総局を設置し、「撫番」を推し進めました。この文字は、当時の雲林撫墾局撫墾委員の陳世烈によって刻まれ、劉銘傳の功績を称える記念碑となっています。

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鎮國寺

集集大山の西側の麓にある鎮国寺は、チベット仏教の寺院に属しています。境内には、世界和平塔が建てられ、塔内には9mの高さを誇る釈迦牟尼像が安置されています。塔を囲む形で、外には銅製のマニ車と呼ばれる仏具が208個あり、さらに観音菩薩像、地蔵菩薩像、普賢菩薩像、そして文殊菩薩増がそれぞれ安置されています。その他、境内には、12mの高さを持つ四臂観音菩薩像や十八羅漢聖像、山門光明橋などがあり、仏教の幽玄な世界観に引き込まれるでしょう。

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緑のトンネル

全長4.5kmにもおよぶクスノキの並木道は、枝葉がよく茂ったクスノキが道路を挟んで木陰をつくっていることから、緑のトンネルと呼ばれています。大自然の中を自転車で駆け抜けることは心地よく、また、道路に沿って集集線が走っているため、鉄道に乗って緑のトンネルを楽しむこともできます。

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集集の特産品

切符型クッキー、バナナエッグロール、集集クロワッサン、もち米ライチ、集集産バナナ、ドラゴンフルーツ

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参考

Wikipedia – 集集駅

駅付近のおよその場所です。

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