墨洋拉麵:あわあわ、おやおや、それからどんどこしょ

台湾大学のお膝下、公館にある人気のラーメン屋さん、墨洋拉麵。
何処で見かけて知ったのか忘れてしまいましたが、とある特徴を持ったラーメンがあるとのことで興味を持ち、公館に行くたびに覗いていました。
ですが、毎回毎回お店の前にはすごい行列ができていて、なかなか行こうという気にはなりませんでした。

墨洋拉麵

とある日の夕方、ちょうど開店時間を過ぎて10分程でしょうか、近くまで来たのでこの時間であればさほど混んでいないのでは…と思い覗いてみました。
入り口の前は二組だけ、これは行けると思い挑戦することに。

行列に並ぼうとすると、如何にもラーメンマニア風のお兄さんが何やら話し掛けてきます。
よく聞き取れませんが、どうやら先にお店に行け…とか何とか言っているようです。
並んでいるのか聞いてみると、並んでいるのではない、とりあえずお店に行ってみろ…とのこと。

よくわからないままお兄さんの指示に従いお店に入ってみました。
すると…IT革命です、ITCです、DXです、予約システムです。
電話番号や人数(名前も必要だったかも?)を登録しておけば、自分の番が回って来ればSMSで通知してくれる便利システム。
無事予約をしてお店を出てお兄さんに感謝の合図、もしお兄さんが教えてくれなければ、何の意味もなくお店の前に立ち、何かの訪れを待つところでした…。

と、ここで思ったのですが、今までこのお店の前を覗いてみる度に目にしていた長蛇の列、あれは全く意味のない行列だったのですね…。

19組待ち

とは言え待ち時間が何分くらいになるのかもよくわかりませんし、別にこの付近ですることもありませんので何となくお店の周りをウロウロしてみたり、壁にもたれてスマートフォンを弄ったり。
なるほど、これが行列の秘密だったのですね…皆さんこういう状況だったのですね…。

さて、順番が回ってきました。
お店に入り半券を渡し順番が来たことを伝えると、注文を聞かれます。
ここで注文を聞かれると思っていなかったので、慌ててしまいました…。

店先のメニュー

お店が3階建てなので階数と座席番号を教えてくれますので、そこに向かいます。
例の如く遅れて来る人もいるからでしょう、満員にはならないよう案内する人数を調整しているようです。

2階は1人もいません、団体客でも来るのでしょうか

箸やレンゲをとり準備万端。
無料でモヤシのナムルのようなものがあると聞いていたのですが、ちょうど食べ尽くされたようで何もありませんでした。

箸などを横に置くのは日本式、縦に置くのは韓国式、適当なのが台湾式だそうです

少し待つとラーメンが出てきました。
そうです、この特徴が気になって来てみたのです、スープが泡々、泡々ラーメン。

泡系香檸雞豚拉麵

以前とはメニューが若干変わっているようでしたが、まだまだ泡々ラーメンは健在。
この泡々は一体何なのでしょう…。

泡々で覆うことによりスープの温度が表面から逃げていくのを防いでいる…ような事は無く、スープは若干温かったような気がします…。
以前にも書いた気がしますが、台湾では普通のスープはものすごく熱々で出て来るのですが、何故かラーメンのスープは若干温く感じることが多い気がします。
スープの中にいろいろ不純物が入っているので、加熱しにくいなどあるのでしょうか。

チャーシューを食べて見たり、檸檬を絞って見たりしましたが、味自体は特別印象に残るようなことはありませんでした。
サッパリした印象を与えるためでしょう、檸檬がトッピングされたラーメンは彼方此方のお店で見かけますが、そもそもラーメンと檸檬はあまり合わないような気もするのですが…。

帰る頃には2階も満席(3階のカウンター席は空きあり)

他のテーブルを見て意外だったのが、ラーメンの他にご飯物を頼んでいる人が数組いたことです。
台湾では餃子○王将にでよく見かけるようなラーメン、ご飯、餃子のセットはあり得ません。
それぞれ主食なので一緒に食べないことは日本人でも知っている常識です。
その台湾人がラーメンとご飯を一緒に食べているので思わず二度見、三度見してしまいました…。
後日他の台湾人に話したところ、信じてもらえませんでした、証拠写真を撮らせてもらえばよかった…。

1階は厨房のみ

お店を出ると行列ができていました。
皆さん、並ぶ必要がないことを知っているのでしょうか、若干心配になりました。

これは行列でありません

お店の場所は以下になります。

Advertisements

グルメ

Posted by trilife