程味珍:滷味は必食、滷肉飯もいい、意麵もいい
西門から少し歩いた所にある程味珍。
看板には大きく程味珍意麵と書いてあり、意麵が代表の料理のようですが他にも様々なメニューがあり、特に店先の滷味が魅力的です。
滷味は店先にあるのでどう注文するのか悩んでしまいますが、店内で食べる場合はとりあえず先にお店の中に入りましょう。
お店に入る途中、ピンク色の注文票とペンが置いてあるので忘れずにもらいます。
空いている席があればそのまま座れますが、時間帯によっては満席になり行列ができている場合もあります。
カウンターのような1人席がないので1人でも2人席や4人席に座るため、あまり効率は良くありません。
効率を重視したいのであればファストフード店にでも行きましょう。
相席でも座れますが注文票のテーブル番号がややこしくなるため、お店の人に席がないか聞き案内してもらう方が無難です。
相席に案内された場合は相席であることがわかるように注文票のテーブル番号を書いてくれます。
下手をすると一緒に座った見ず知らずの人の分まで支払うことになりますからね…大事です。
乾麵や湯麵、麺なしの汁物があり、その他ご飯物もあります。
意麵のお店なのでやはりここは乾麵にするべきでしょうか。
でもお店に入る際に見た滷鍋のせいで気分は完全に滷肉飯になっています…。
湯麵を見ると招牌湯麵がありますね、わからない場合は招牌を頼むのが鉄則なので招牌湯麵にしようと思ったのですが、麺を抜いた招牌湯でもあるようです。
あれこれ悩んだものの結局は滷肉飯と招牌湯にしました。
注文票を厨房にいるお店の人に渡せば注文は完了、大混乱の原因になりがちな後払いシステム。
さて、とりあえず先延ばしにしていた滷味ですね。
滷味のメニューは注文票には載っていませんので、自分で入口まで戻り別途注文する必要があります。
注文方法は丼が置いてありますので、食べたいものをそこにどんどん入れていきます。
お店の人に渡す際に店内で食べることとテーブル番号を伝えれば注文完了、食べやすいように切ってくれます。
お会計は他の注文と合わせて後ほどまとめて支払います、間違えたりしないのかしら…。
滷肉飯は甘めの味付けで肉と皮と脂身が大きめにコロコロ入っています。
ねっとりとした豚の脂の食感で、なかなか美味しい。
こうした日本では食べないような料理を美味しいと思えるかどうかで台湾慣れしたかしていないか試験できますね。
大根は白く下茹でしたものを注文後に滷汁で茹で直し出すお店もありますが、ここは最初から茶色く、中までしっかり味がしみているのがわかります。
気のせいか台湾人は根菜をあまり食べないようで、こんなに美味しそうな大根があるのにあまり反応しません。
根菜は体を冷やすから…と言われそうですね。
気のせいかもしれませんが。
滷汁の味が濃いめなのでしょう、昆布も玉子も滷味は全体的にしっかりとした味付けです。
味が薄いと感じれば滷汁に付ければいい感じに。
滷肉飯の味は滷汁の味とは違いますので、合わせて食べれば甘じょっぱく日本人の好きな味になります。
大きな器で出てきた招牌湯は貢丸と呼ばれる肉団子、ワンタン、玉子の組み合わせです。
貢丸はブリブリの触感で噛めば味が染み出します、ホントこれどうやって作っているのかしら。
ワンタンはふわふわの食感、肉もしっかり入っています。
玉子もふわふわの溶き玉子で、色を鮮やかに彩りつつワンタンとは少し違った食感を楽しめます。
スープ自体の味は薄めで貢丸の臭みを取るためでしょう、セロリが入っています。
ですがセロリがあまり新鮮ではなかったのでしょうか、強烈な味と香りはありません…。
スープの中に意麵でしょう、饂飩のような太めの麺が一本入っていました、当たり。
麺を入れる場合は味付けを調整するのかもしれませんが、このスープに意麵を入れて招牌湯麺として出された場合、日本人的にはやはり薄味すぎると感じるでしょう。
再訪時はちゃんと意麵を頼みました。
湯麵は味が薄かったら…と思い、招牌乾麵を注文。
貢丸、ワンタン、玉子、もやし、ニラなどが入っていますね。
器の底に肉醬が溜まっているのでよくかき混ぜて食べます。
何故か味の記憶はありません…。
お店の場所は以下になります。