施家鮮肉湯圓:団子は主食かデザートか??ミシュランガイドにも載った施家鮮肉湯圓

29/09/2020

延三夜市を北上しているとひと際人気のあるお店、施家鮮肉湯圓。
おそらく元々は屋台から始め徐々にお店が大きく成長したのかと思います、店舗が大きいわけではありませんが、どことなく風格がありいつも大勢のお客さんで賑わっています。

施家鮮肉湯圓

4人席が多く1人で入ったので相席かと思っていましたが、1人でテーブルを用意してくれました。
もちろんそれが原因で若干待ちますが、のびのび食事ができるのでサービスがとても良いと思いました、好印象。

店内は4人席が多い

ところがお腹の空いたお客さんは「ちょっとお待ち下さい」と言うお店の人を振り切り店内にズカズカ入り、勝手に「ここ空いてるでしょ」と相席で座り始めます。
台湾人強し。
台湾でご飯を食べるには、たまにこうした強さが求められます。

メニュー

お店の名前にもなっている鮮肉湯圓が代表的な料理です。
主食とスープが一緒になっているので、その一品だけでも満足感は高いのですが、食卓が若干寂しいので他にも何か頼もうかと悩みます。
結局は鮮肉湯圓の他に嘴邊肉と困ったときの燙青菜を注文しました。

台湾の小吃店では日本の中華料理屋で見かけるような、肉と野菜が一緒に調理されて一人前となっている料理をあまり見かけないような気がします。
その代わりに、肉、野菜、スープ、主食とそれぞれバラバラに安価に売られています。

嘴邊肉

台湾では腿肉や胸肉などの一般的な部位はメイン料理に使われ値段も比較的高く、それ以外のちょっとつまむような肉は腸やレバーなどの内臓肉が売られていることが多い気がします。
小吃店でお酒を飲む人はほとんどいませんが、内臓肉だけでよく食べるなぁと思ってしまいます。
そんな中で嘴邊肉は口の周りの肉、つまり頬肉のことですが、比較的普通の肉に近く食べごたえがあるのでオススメです。
タレが掛かっているので、そのまま食べても美味しいですがテーブルに置いてある辣酱をかけると味が変化し二度楽しめます。
ネギや生姜といった薬味は匂い消しの目的もあるでしょうが、口の中をサッパリ整え、相性がいい組み合わせだと思います。

待っている間に食べたいものを考えます、「今日の蔬菜」も貼ってあります
燙青菜

燙青菜は壁に本日の野菜が書かれていますので、どの野菜を注文するか選んでメニューに自分で書きます。
茹で野菜のはずなのですがタレに油を使っているのでしょうか、炒めたようなニュアンスがあり、こってりしていて食べ応えがあります。

鮮肉湯圓

鮮肉湯圓はスープ(お湯)で茹でた餅のことで、中には肉が具として入っています。
花生や紅豆など甘いものから、肉を使ったしょっぱいものまで多種多様な湯圓があります。
デザートなのか主食なのか食材としての立ち位置がよくわかりませんが、台湾では正月明けの元宵節や冬至に食べる習慣があり、コンビニの冷凍庫などでも売られているポピュラーな食べ物です。

このような季節の行事の中にはその国の文化が反映された興味深い風習がいろいろ残っています。
台湾を含めほぼ全てのアジアの国では伝統的な旧暦に合わせて季節の行事が行われますので、旧暦を使わなくなった日本人には残念ながらその意義に対し実感が湧きにくくなってしまったのが残念なところです。

スープは薄味に出汁をとっていますが、湯圓が少し溶け出しているのでしょう、グルテンスープという感じです。
湯圓は大きいのが4つ、ドン、ドン、ドン、ドン、と入っていてインパクトがあり、しかも表面はスープに溶け出しているためでしょう、ツルツルに輝いています。
肉は適度な味が付いた肉だんごになっていてとってもジューシー、ただし案の定とっても熱いので火傷に注意が必要です。
餅の中に具を入れて手で絞ったような跡があり、手作り感がありますね。
湯圓や餛飩は茹でる前のものが、持ち帰り用としても売られていますので家庭でも食べられます。

お店の場所は以下になります。