郭記大塊肉羹:乾麵はまるでナポリタン、気になる台湾式ウスターソース

郭記大塊肉羹は圓山站の近く、大龍街夜市にあります。
この辺りは松山空港に離着陸する飛行機が上空を頻繁に通るため、数分に一度、爆音が響き渡るエリアになっています。

郭記大塊肉羹

雰囲気を見た感じでは大龍街夜市に来る観光客は少なそうだったのでメニューは中国語だけかと思いましたが、壁に貼られているメニューには写真が貼られ日本語や英語での表記もある親切設計。

写真と日本語、英語併記メニュー

メニューに招牌乾麵と大塊肉更を記入し注文。

ちなみに招牌と書かれているメニューはそのお店の代表的な料理のことなので、初めて訪れるお店でそのお店の味を知りたい場合や、メニューが多すぎて何を頼めばいいか迷った場合はとりあえず招牌と書かれているメニューを注文しておくのが無難(大きく外さないコツ)だと思います。

メニュー

最初インターネットでここの招牌乾麵を見た際は、米糕か何か別の料理かと思いました。
山のように盛り上げた麺の上に香菜を載せ、ピンク色のタレがかかり、ナポリタンのような見た目。
こういった盛り付けで出て来る乾麵は他のお店では見かけないのでビジュアル的にインパクトがありますね。

招牌乾麵、インスタ映えする盛り方

温かい麺が出て来るかと思っていましたが熱々、よく混ぜてから食べましょう。
味は…結構普通。
もっと特徴的な味わいと強いコシのある麺を期待していたのですが、見た目から想像していたものとは違いました。

休憩時間間近に行きましたが忙しそう

とはいえここは元々は乾麵のお店ではなく、肉羹のお店。
肉羹にはお店の名前の通り、大きな肉の塊が入っています。

大塊肉羹

肉羹の肉は一旦ミンチにすり潰した後、整形する(と思っています)ので食感がイマイチになることが多いですが、ここの肉は噛みごたえがしっかりし、充分肉の味が残っています。
白い角切りの野菜は大根ではなく冬瓜でしょうか、日本では瓜はあまり使わない食材ですが台湾では様々な料理に使われてています(実はパイナップルケーキなどにも使われています)。
肉羹のスープは澄んでいますが、黒いソース(烏醋)がかかっています。
この肉羹のソース、烏醋はお店によって若干味が違いますがウスターソースの味がすることが多いと思います。
烏醋は一般的に黒酢と訳されることが多いと思いますが、一説によるとウスターソースのような味がするのではなく、ウスターソースのことをズバリ烏醋と呼んでいるともいわれています。
ここのお店の烏醋は何となく駄菓子のようなチープな風味がして懐かしい。
有名な烏醋なのでしょうか、調理場に並んでいて販売しているようにも見えます。

肉羹ソース(王冠牌烏醋)

テーブルに烏醋が追加できるよう置いてあるので、食べている途中で味を買えられます。
楽しみが二倍ですね。

お店の場所は以下になります。

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