深澳線 海科館:終電時間に注意の海科館まで少し歩く最寄り駅、看板のデザインが違うんですけど

18/12/2020

瑞芳を起点に平溪線とは反対側に伸びている深澳線、わずか二駅のみの短い路線です。
名前からも分かるように海科館站は海洋科学博物館の最寄り駅で、比較的新しい駅です(以前は海洋科学博物館への最寄り駅は八头子站だったそうです)。

海科館站周辺

海科館站(看板のデザインが違った、残念)

海洋科学博物館は巨大な施設の複合体で幾つかの建物に分かれています。
駅を降りてすぐに目に入る建物はほとんどの人には関係がない宿泊施設。
そこから少し歩き丘を越えれば博物館の主要観覧施設である主題館にたどり着きます。

國立 海洋科学博物館

國立海洋科技博物館

主題館の周辺には行政センターなどの博物館施設の他、IMAXでの3D映像展示を行う海洋劇場、道路を隔てて區域探索館など他の観覧施設があり今後も拡張予定のようです。
また、海辺の方にも潮境海洋センターなど博物館の付属施設があります。
各施設がどのような役割を持っているのかイマイチわかりにくいのが辛いところ。
チケットを買う際にも共通券を買うべきか悩みます。

正面に見えるのが海洋劇場
主題館の吹き抜け

この日は平日の昼間ということもあり、館内はガラガラ、わずか数人のお客さんのみ。
それでもプロジェクターなど電源を使うマルチメディア展示が大量にあり、何とも贅沢というか、もったいない展示だと思いました。

海洋科技博物館なので海洋生物を紹介する展示だけでなく、船舶などに関する展示や海洋資源、地球環境に関する展示など海洋科学を幅広く扱っています。

海洋科学博物館へのリンクはこちら

徒歩コース(海辺西側)

山から見た西側の海辺

折角海辺まで来たので博物館を見学した後は海辺まで行きたいところですが、海辺は主題館を中心に西側と東側に分かれていて、どちらに行くにも若干距離があります。
さらに西側と東側の間は山になっており、東西の海辺は軽く山登りをして行き来するか、いったん主題館周辺まで戻り大きく迂回して行き来する必要があります。

西側の海辺には特徴的な岩が多く見られます
広く開けた岩場

西側には美しい岩場の景色が広がります。
漁港もありますが岩場周辺は釣り人はさほどおらず、散歩やハイキングに来ている人が若干いる程度でしょうか。
波は結構強いので海に近づく際は注意が必要です。

徒歩コース(山登り)

山を登れば東側の海辺が見えます
台湾の海辺には不思議な景観を成した岩場が多いように思います
台湾の山には戦時のトーチカが所々残っています

間の山道は整備されており、さほど高い山でもありませんので気軽にハイキング気分で歩けます。
途中望幽谷と呼ばれる谷もあり起伏に富んでいます。
まさに山あり谷あり。

風景を見渡せる展望スペースが所々ありますので山の景色だけでなく、海の景色や街の景色も一望できます。

この地形には何か理由があると思うのですが…
山に囲まれています、まさに谷

徒歩コース(海辺東側)

東側の海辺一体は公園になっています

東側の海辺は彫刻作品がモニュメントとして恒久設置され、その周辺は散策できるような公園になっています。
公園には軽食を販売するコンテナがありますので休憩することもできます。
また防波堤まで車で乗り入れられ足場としても使えるため、西側の岩場に比べると釣り人が多い気がします。

この彫刻作品は有名ですね
昔この辺りで野外芸術展があったのでしょうか
独特の景観になっていますが、これは自然物でしょう
防波堤、車で乗り付け魚釣りをしている人が大勢います
東西を行き来する際この岩の上を歩いてきました、岩の表情が素敵ですね
東側から見た西側の海辺
今は閉鎖されていますが、昔は山の上からこの辺りに降りる歩道があったようです

電車を利用する場合の注意事項

電車を利用する場合、本数はかなり少ないので発車時刻を事前に確認しておきましょう。
海洋科技博物館のWebページの時刻表がわかりやすいと思います。
無理に電車を使う必要がなければバスを利用する方が便利です。

夕方には早くも終電の時間

博物館の閉館時刻に合わせて電車も終わりますので特に終電の時間に注意しましょう。
終電以降はバスで台北に戻ることになります。

Advertisements