葉家肉粥:シンプルなお粥にこそ揚げ物が合う
日本ではお粥は病気などで胃が弱っている時に食べるもの…というイメージがありますが、台湾では朝食の定番で、駅の出入口などでもよく売られています。
かぼちゃなどの野菜を使ったお粥や、肉鬆という田夫を使ったお粥、鮪やピータン、様々なお粥があります。
また台湾で売られているお粥は日本のお粥とは少し違います。
日本のお粥は(家庭料理なので家庭にもよりますが)炊いたご飯を更に煮詰める、おじやのようなものかと思います。
一方で台湾のお粥は二種類(若しくはそれ以上)あるようで、一つは炊く際に大量の水を使い、お米の原形をとどめていないほどとろっとろになるまで炊いたもの。
米一合に対し、水はMAXという感じで極端に水分が多いです。
なので見た目は結構量が多くてもほとんど水分なのでまだ胃が働きだしていない朝食にぴったり。
もしかするとこれは廣東粥なのかもしれません。
もう一つのお粥は日本でいうお茶漬けに近いものです。
ここ葉家肉粥はこのお茶漬けに近いお粥で、ご飯はまだ結構固い感じで残っています。
肉粥ですので肉片が入っている他、揚げにんにく、セロリ、大根などが具として入っています。
お茶漬けに梅干し、鮭、昆布等色々合わせるのと近い感じで、もう少しボリュームを出すために肉や魚の揚げ物を小吃として頼みます。
この油っけとさっぱりしたお粥とを組み合わせることによって、ボリュームや塩っけ、味わいなどお互いを補完し合っています。
小吃が値段の割に量が少ないのでずいぶん高いように感じますが、味は流石といったところでしょうか、揚げ物のタレは少しピリ辛で美味しい。
付け合わせの大根の漬物も甘酸っぱく美味しいです。
お店の場所は以下になります。