萬丹紅豆餅/万丹紅豆餅:紅豆餅か車輪餅か、はたまた大判燒か、名前争いは台湾でも
回転焼き、今川焼、大判焼き、おやき。
日本語で複数の名前を持つのと同様、台湾でも紅豆餅または車輪餅と呼ばれています。
紅豆餅というその名前からも分かるように、小豆、つまりあんこが基本の味付けで、その他奶油や抹茶、冰淇淋など様々な味付けがあります。
値段はピンキリですが15元~25元くらいが普通で、タピオカ入りだとか日本の抹茶を使っているだとか付加価値を高めた紅豆餅だと40元~50元なんてのも見かけます。
ここ萬丹紅豆餅は日本ではあまり見かけない所謂羽根つきの回転焼きが特徴的です。
生地はモチモチ、羽根はカリッと香ばしく食感のアクセントになっています。
台湾の小豆は砂糖べったりではなく、素材の持つほのかな甘みを活かしています。
全体的に小腹を満たすおやつと言う感じで、食後のデザートに甘いものを…と決めてかかると物足りないかもしれません。
- 近くの小吃店でご飯を食べたけれども少し食べたりない、
- 迪化街を食べ歩きしたい、
- または迪化街を歩いて小腹が空いた、
そんな時にぴったりのおやつです。
萬丹紅豆餅には以下の味があります。
- 紅豆(あずき)
- 奶油(クリーム)
- 雙餡(紅豆と奶油のミックス)
- 花生(ピーナッツ)
- 起司(チーズ)
- 高麗菜(キャベツ)
- 冰淇淋(アイスクリーム)
クリームは紅豆同様甘味は控えめ、ピーナッツは粉末状できな粉のような味わいです。
チーズは中からたっぷりのモッツァレラチーズが…という感じではなく、ほんのりチーズ風味、という感じでしょうか。
ちなみに萬丹紅豆餅または万丹紅豆餅というお店は実は彼方此方にあり、特にここのお店を指す固有の名前ではありません。
「萬丹」は台湾南部の屏東県にある地名で小豆の産地で、その「萬丹」産の小豆を使った紅豆餅といった意味のようです。
お店の場所は以下になります。