內灣線 合興

概要

合興駅は台湾でも珍しい「スイッチバック方式」の駅です。列車は九讃頭駅を出発後、合興トンネルに入るとすぐに25/1000の上り勾配です。昔の台鉄蒸気列車の時代は、鉄道の設計をスイッチバック方式にせざるを得ませんでした。

内湾巡り 内湾支線スタルジックトリップ

愛情駅
流れ続ける時代の中で古き良き時代に思いを馳せる
現在、私たちは昔のロマンチックストーリーにちなみ、合興駅を愛情駅と呼んでいます。「主人翁心算(暗算)」創設者の會春兆氏は新竹高校在学中、期末試験の当日うっかり寝過ごしてしまいました。毎日列車で共に通学し、彼が心を寄せていた女学生のために、九讃頭駅まで列車を追いかけ、ついには列車に追いつき学校の期末テストにも間に合ったという人物です。
合興愛情駅にはロマンチックな撮影スポットがたくさんあり、駅構内にはフラワーショップ、お土産屋、スイーツ店など、いくつかのラブリーなお店が入っています。また駅では毎月様々なテーマによりバザーイベントが行われ、愛情駅の多様な姿を見せています。

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合興站

ここ合興站に来れば必ず目にするのが愛情駅の由来。
何故期末テストに間に合うことが女学生のためなのか、よく考えなくてもサッパリ意味が分かりませんが皆さんこれで納得しているのでしょうか。
そもそも合興駅から九讃頭駅までどのくらいの距離で、どのくらいの速さで走れば列車に追いつけるのか、雑に雑に考えてみましょう。

今現在の火車の場合、合興駅から九讃頭駅までは約4分です。
距離としては2.1km。
つまり列車はザックリと4分で2km移動しますので、1分当たりでは500m程度、時速にして30km。
100メートル走の世界記録レベルが時速36km程とのことなので…追いつけなくなくなくなくない?
※本当は後から出発して列車が2.1km移動する前に追いつく必要がある、という話なのでもっと早く走る必要があります

旅行メモ

合興站は內灣線第二の観光地で駅前にすべての観光地が集まっていると言っても過言ではないでしょう。

駅前地図

恋人たちの街としてアピールしています。
見た感じはカップルよりも年配や家族連れが多いような気がします。

合興站
合興站、中はお土産物屋とアンティークの時計館
合興站、中はアンティークの時計館
全体が公園のようになっており賑わっています
ミニ列車が走り子供も大喜び

由来の話の真偽はともかくとして、この駅はどうして愛情駅になったのでしょうか(全く由来の話を信じていない)。
日本語と中国語を混ぜて強引に考えれば「合興」で「あいしん」、「あいちん」になり「愛情」になったと言えそうですが「合興」の中国語読みは「へーしん」で全く「愛情」とは音が違います。

ハートマークは世界共通

昔の列車が店舗になって飾られています。

ブルートレインみたいですね
青と緑が映えます
中は植物屋さん(他にもあります)

メモが出てきましたので掲示しておきます。

固定在合興車站搭車去上學的男孩, 在車廂內一見鍾情一位鄰校的女孩, 高三期末考當天, 不小心睡過頭而錯過了火車, 害怕錯過考試被留級會影響彼此戀情發展的可能性, 立馬拔腿狂奔, 就這樣追了2.1公里, 終於被他追上火車, 順利參加考試, 幾年後也追到了女孩並相戀結婚。

実は合興站までは隣駅から歩いて来たのですが、相変わらず歩道がなく(あっても車やバイクが止まっている)危ないです。

台湾の道は結構歩きにくい

参考

Wikipedia – 合興駅
Facebook – 合興愛情車站

駅付近のおよその場所です。