許仔豬腳麵線:1杯飲めば口が重くなり、2杯飲めば口が開かなくなる、コラーゲンスープ
大稻埕慈聖宮天上聖母の参道にある台北屈指のグルメストリート。
その中で営業時間が比較的長く、訪れやすい許仔豬腳麵線。
屋台二つ分を使ったお店は他のお店よりも若干広く、貫禄があります。
店先には丁寧に解体された豚足が部位別に盛り付けられています。
入口を塞ぐように店員さんが作業していますが、スキを突いて(若しくは堂々と)お店の中に入ってしまいましょう。
お店の外にいる人は持ち帰りですので、遠慮していると次々と順番を抜かされます。
店内に入ると席に案内してくれます、混み合っている場合は相席も当たり前。
席に着くと注文を聞きに来てくれますので口頭で注文します。
お会計は結構適当ですが、基本的には料理と交換のタイミングで支払うようです。
豬腳(豚足)の他、腿肉(もも肉)もあり、そこに長時間煮込んだ豚骨スープを加えて提供されます。
麵線は単品の乾麵でもスープに加えた状態でも注文できます。
綜合湯などに入っている豚足は大地を踏みしめていた足の先まで入っています。
かなり丁寧に洗浄しているのでしょう。
個人的にはブヨブヨの足の先よりも、腿肉の方が好きかしら。
麵線を単品で頼むと大蒜モリモリです、これは実際に食べなくても美味しいのが伝わりますね。
ソースを少し垂らして味を変えても美味しいかも。
麺はそれほど多くないので、ペロリと食べてしまいます。
麵線なしの湯で注文すると、お肉の量が若干多いように感じます。
比較していないのでわかりませんが、同じ価格なので気のせいではないでしょう。
スープは濃厚でしっかりした味に感じますが、日本のとんこつラーメンのような塩っけはないので最後まで美味しく飲むことができます。
千切りのショウガは臭み消しと口の中をリフレッシュする役割があるのでしょう。
中華麺ではなく、麵線なのもスープを適度に絡み取り小腹を満たしながら最後の一滴まで美味しく食べられる工夫なのかと思います。
もしこの麺が中華麺であればくどくなってしまうところでしょう。
豚肉に加えこの濃厚なスープもコラーゲンの塊で、1杯飲めば口が重くなり、2杯飲めば口が開かなくなる…と言われています。
ちなみにお代わりは無料のようです、素晴らしい。
テーブルにはソースも置かれており、ゆで豚というか焼肉のような感覚で豚肉を食べることもできます。
濃厚なスープの口直しでしょうか。
忙しい時間を外して何度か訪ねていますがお昼時に伺うと全体的に殺気立ってピリピリしていました。
台湾語で怒号が飛び交いますが、何言っているのかわからないので気にせずに。
接客はあくまで丁寧です。
お店の場所は以下になります。