金春發牛肉店:何度も訪れたい、100年を超える絶品牛肉料理の数々、ビールもあるよ

1897年、日本統治時代から続くお店、金春發牛肉店。
捷運の駅から少し歩きますが、流石に100年を超えたお店はどことなく貫録を感じさせますね。

金春發牛肉店

そもそも牛肉麵の専門店と勘違いしていましたが、よく見るとお店の名前は牛肉店、牛肉料理の専門店ということですね。

お店の歴史

牛肉麵が置いてあるお店は紅燒牛肉麵、清燉牛肉麵の二択、または蕃茄/番茄牛肉麵を加えた三択というのが一般的なイメージですが、ここのお店は清燉牛肉麵一択。
というのも「こんなにいいお肉を使っているのに濃い味付けの紅燒にするのはもったいない、牛肉本来の味がより際立つ清燉で提供したい」という考えがお店を始めたときから続いているからだそう。

牛肉麵に限らず様々な牛肉料理のメニューがあります

メニューを見たところ牛肉湯だけでも様々な部位のスープがありますね。
一品料理もありますので牛肉麵目当てだけでなく、普通の食堂として利用するのもよさそうです。
料理によって使われている牛肉の部位が異なるようで、中には牛の脳ミソ料理もあります。
一頭買いして余すところなく使っているんだな、ということが理解できますね。

地元家族の食事から会社帰りの若者までお客さんは多様

また、台湾の一般的な食堂ではアルコールは置いていないことが多いですが、ここは元々が日本人向けなのか、珍しくビールが置いてあります。
一品料理とビール、〆にご飯物、麺物と行けますので使い勝手もよさそうですね。

調理場とホールは完全に分かれています

熱々のスープで提供される牛肉麺は、一口飲むと甘みがあり、豊かなコクが口の中に広がります。
全くしょっぱく感じることはなく、文句なくスープを飲み切れますね。
台湾人に「ラーメンのスープは(あんなにしょっぱいけど)果たして飲むものなのか?」と聞かれることがあります。
人に依ると答えていますが、日本人から見れば同様に「牛肉麵のスープは(あんなにしょっぱいけど)果たして飲むものなのか?」という疑問があります。
これまた人に依るところなのかと思いますが、お互い同じような疑問を持っているので面白いですね。

清燉牛肉麵

清燉牛肉麵の麺は腰のある平麺で、具の青野菜と人参が彩を添えます。
一口サイズの肉は噛みごたえ、食べごたえがあります。

炒咖哩牛肉麵

炒咖哩牛肉麵は薄味ながらも、しっかりとカレー炒め(辛くはありません)。
少し油っぽくも感じますが許容範囲かと思います。
牛肉は切り落としでしょうか、脂身のない硬めの肉で、これまた日本の焼きそばなどと同様炒めた麺に合っていると思います。
聞くところによるとこのカレー粉も特製ブレンドの物をずっと同じ店から仕入れて使っているそうです。

お店の外には写真付き日本語メニューが貼ってあります

お店の外には写真付きの日本語メニューが貼ってありますので、恐らくお店の中にもあると思います。
これなら中国語ができなくても色々注文できるので助かりますね。
見ただけでお腹が空きます。

月曜日が定休日

毎週月曜日が定休日なので行く際はお気をつけて。
お店の場所は以下になります。
本店以外にも幾つか支店があるようです。