意麵王:チキンラーメンのルーツを求めて、小腹を満たす王道意麵

18/12/2020

戦後1950年頃に生まれた人たちがこぞって懐かしい昔ながらの味という意麵王。
創業80年を超える老舗ですが、何年の創業かはわかりません。
何年たっても80年。

意麵王の看板は年季が入っていますね
メニューの横には「80年老店」の文字が誇らしげに

麺類の他かき氷も食べられるので食事時だけでなく、おやつの時間も賑わっています。

お店に入ったら店内で食べるか持ち帰りか聞かれます。
店内で食べる場合は席に案内されますので、そのままメニューを受け取り記入して店員さんに渡します(注文票は再び戻ってくるのでそのまま持っておき、食後に出入り口横のカウンターに渡し会計します)。

お店の入り口

渡される紙のメニューには値段がかかれていませんので、気になる場合は調理場に掲げられているメニューをみて確認しましょう。
かき氷どこにも値段が書かれていないものが多数ありますが、おそらくトッピングの量を調節して全て同じ値段(60元)での提供なのかと思います。

メニュー、値段は書かれていない
杏仁牛奶

かき氷は単品のトッピングから組み合わせまで、種類は豊富です。
最近流行のフワフワやアワアワかき氷に対し、荒削りの氷でガリガリとした食感が時代の骨太さを感じさせます。

三層肉, 乾麵, 滷蛋

台湾にも大皿料理や二人分から…という料理もありますが、基本は小皿に少しずつ盛られた小吃。
食べたいものを少しずつ、食事時には腹八分目、小腹がすいたらおやつとして気軽に食べられるのが小吃の原点ですね。
一人でも二、三種類食べられるので様々な味を楽しめます。

乾麵
餛飩意麵

コシは強めですが意麵の食感はチキンラーメンに似ており、非公式ながらもチキンラーメンの原点と言われるのは納得です(チキンラーメンの歴史)。
スープはあまり麺に絡まないので麺を食べると全体的に味が薄いように感じますが、スープは油分多め、ちょっと色味を添える程度に入ったニラが実は名わき役として効いています。
麺自体を味わうには乾麺の方が美味しいいと思います。

滷蛋
三層肉

滷蛋にかかっているタレと三層肉にかかっているタレは同じものです。
三層肉は皮まであるのでコリコリした食感かと思いきや柔らかく味わい深い仕上がりになっています。
生姜の千切りがついてきますので、お肉でくるんで食べればしつこさを感じることなく食べられます。
また生姜の作用により食後は体の中からポカポカ、こうしたさり気ないところで漢方の考え方を活かした料理が台湾にはありますね。

燒肉
燙青菜

燒肉は周囲の赤い部分が何なのか気になりますが、脂身のない肉々しさあふれる肉です。
辛いタレもついてきますので途中で味を買えられるのもいいですね。
燙青菜は空心菜でしたが、季節によって変わるかもしれません。
茹で野菜はボリュームたっぷりで大量の野菜を摂取できるので、もう一品頼みたいときはオススメです。

昔読んだ本に「台湾料理は賑わいや、豊かさ、食材の味わいを兼ね備えることを目指している」とありました。
一方で日本料理は「シンプルで上品、食材そのものの味の極限まで高めることを追求なのだ」と。
他にも韓国料理は食材が絡み合い織りなす複雑な味わいを、ドイツ料理は素朴さの中に噛み締めるほど滲み出る旨味の追求などなどそれぞれ文化圏独自の特徴があります。
美食ランキングなど単純な評価システムは便利ですが、実際のところ各国それぞれ美食の目指す道が違い、単純に星が幾つ、どれが優れているということはありません。
どういう違いがあるのかを知っていればその時の気分で食事を選ぶこともできますし、旅行中現地での食事をより豊かにしてくれることでしょう。

お店の場所は以下になります。