杭州小籠湯包:ガイドブックの常連、蝦と蟹が気になる小籠湯包
中正紀念堂の裏手、東門に行く途中に旅行ガイドブックにも常連の小籠湯包のお店があります。
小籠包は肉まんのような具が入ったもの、小籠湯包は中にスープが入ったもの…そもそもはそういった区別があったという話も聞きますが、今となっては小籠包と小籠湯包の区別はあまりされていないように思います。
杭州は中国の地域の名前なので小籠湯包を中心にその地域の料理を売っているのでしょう。
杭州市 中華人民共和国 浙江省人数を伝えると座席に案内してくれますので、あとは食べたいものを注文票に記入しましょう。
中国語ができなくても注文できるこの注文票システムは便利ですね(漢字がわからないと辛いものがありますが…)。
価格は全体的に観光客向け、つまり高めの設定です。
待っている間に小籠包の生姜とタレを準備しましょう。
小籠包はたまに獣臭い場合もありますので、生姜は必須です。
小籠湯包
ここの小籠湯包は韮が上手く効いていて臭みはありませんでした。
生地に閉じ込められた餡の肉肉しさと旨味スープが程よいバランスです。
調味料は生姜醤油の他に酢醤油も試してみましたが、酢醤油だと酢の刺々しさが小籠包の味を損なうので、やはり生姜醤油の方が合いますね。
気のせいか普通の醤油よりも味が濃い気がします、濃口醤油。
生地は上部は厚く下部は薄くなっているので、小籠包の上の方をちょこんと持てば薄い生地を破らずに持ち上げられます。
それほどアツアツだった印象もありませんが、冷めてくると生地が台紙にくっつき、持ち上げるときに破れてしまうので熱々のうちに食べたいですね。
原盅雞湯
汁物は杭州料理でしょうか、あまり見かけないメニューが並んでいましたので、原盅雞湯を注文してみました。
薄味で、ホロホロに煮込まれた骨付き鶏肉と椎茸が入っています。
但し煮込まれ過ぎていて鶏肉に旨味はほとんど残っていません、残念。
三鮮鍋貼
それぞれ味として区別があったようには思いませんでしたが、三種の餃子ではなく、三種の具がミックスされているという意味でしょうか。
あまり注意していませんでしたが、餡には豚肉や白菜、蝦などが入っていたように思います。
皮は表面がパリパリになっており、肉厚、食べ応えがあります。
作り方に特徴がり、皮と餡の間に空気が含まれていてふんわりと包まれています。
なので餡からは肉汁が溢れるという感じではありませんがジューシーで、食感はパリパリしつつも柔らかく美味しいです。
ソースは付いてきます、知らずに醤油を取ってしまいました。
食べ比べてみるとやはり醤油で食べると味が濃すぎますね、ソースがオススメです。
接客は悪くありませんが人間関係があまり良くないのか、店員同士やり取りが気になりました。
ただ中国語は雑談でも喧嘩のように聞こえることがあるので正確なところはわかりませんが。
お店の場所は以下になります。