天天利美食坊:台湾の原宿/秋葉原、西門にありながらも雰囲気たっぷり、観光客に人気なローカル食堂

18/12/2020

天天利美食坊は西門にある小吃店です。
ここ数年で日本人旅行者の間で大人気になり、更にその人気を見た他のアジア人旅行者の間でも徐々に話題になっています。
おそらく台北の原宿と言われる西門という繁華街にありながらも、いかにも地元の台湾人が行きそうなレトロなお店、つまり便利な立地にありつつもローカル感漂うお店ということが人気の一因なのかと思います。

レトロな外観の天天利美食坊

日本人の間では滷肉飯(魯肉飯)のお店として親しまれていますが、実際は滷肉飯以外にも麺やスープを使ったメニューがいろいろあります。

菜單

台湾の食事では一般的に飲み物が別に用意されないので、ご飯ものにはスープを別に注文します。
麺料理の場合は乾麵とスープを別々に注文するか、麺をスープの中に入れた湯麵として注文します。
その他小菜を追加する場合もあります。


滷肉飯加煎蛋と貢丸湯

ここの滷肉飯は滷肉飯のみのものと、玉子を載せたものの二種類があり、(当然のことながら)玉子乗せの滷肉飯の方が人気があります。
滷肉飯は魯肉飯と書かれている場合もありますが同じものを指しています。
そもそもあの味付けのことを滷味と言いますので、滷肉飯が元々の漢字で魯肉飯は音からとった当て字なのでしょう。
Wikipediaによると「魯肉飯」の表記は日本からの逆輸入だそうです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%BB%B7%E8%82%89%E9%A3%AF

滷肉飯加煎蛋

ちなみに滷肉飯の上にのせられた玉子は(当然のごとく)半熟玉子ですので、割って肉やご飯に絡めて食べます。
ただし、玉子の色を見ればわかるように、安い玉子が使われているようですので薬品などが気になる人は注意した方がよいでしょう。

滷肉飯加煎蛋

滷肉飯の味付けは結構濃い目で、焼き肉のカルビのタレなどに近い味に感じます。
八角などの香辛料が苦手という日本人にも人気があるのは納得です。
ただし台湾人がこの味を滷味と呼ぶのかはわかりません…。

スープは貢丸湯を頼みました。
台湾のこの手のつみれの製法はわかりませんが、どこで食べてもぷりっぷりの歯応えで食感からして楽しませてくれます。

貢丸湯

お店の場所は以下になります。