平溪線 大華:ここは…駅前にカフェがあるのみ、本当の秘境駅
大華站周辺
個人的に平溪線の中で一番存在感がないのがこの大華站。
平溪線の約半数の駅には秘境駅といった雰囲気がありますが、ここは駅を出ると家が数軒。
確かに人は住んでいるようですが、それ以外は山という大華站が一番秘境駅に相応しいのではないかと思っています。
大華站は登山の出発点として利用される以外、特に何もありません。
写真を撮影しようにも山までの距離が近すぎ全体的な雰囲気をうまく撮れず、それがまたこの地の何もなさを強調する有様です。
観光する場所は駅前の待合小屋のみ、もしそれを観光と呼ぶならば、ですが。
スタンプが置いてありますので、降りた際は是非記念に手帳か何かに押していきましょう。
恐らく隣の三貂嶺站からハイキングコースに進めば山の中を通ってこの階段の場所にたどり着くのではないかと思います。
噂によると線路沿いに十分瀑布まで歩いていけないこともないそうなのですが、その道がどこにあるのかわかりませんでした。
そもそも道などなくて立ち入り禁止の線路を歩いて行く話なのかもしれません。
または道はあったものの危険などの理由で今は入れないようになっているのかもしれません。
…と思っていたところ、駅に掲示されていました。
「十分瀑布に行きたい人は十分駅を使ってください、線路への立ち入り禁止」と書いてあります。
昔は線路を歩いて十分瀑布へ行っていたようですね。
大華を代表する観光スポット、大華壺穴に関しても同様道がどこにあるのかわかりませんでした。
ただ壺穴は基隆河のここら一体、結構どこでも見ることができますので無理をして大華壺穴を探す必要はないと思います。
駅前にカフェがあるのがここ大華站唯一の救いで、ここでコーヒーを飲みながら電車を待つことはできます。
電車を待つために電車を下車する感じですが…。
ただ何故か時刻表にない電車が突然来ることがありますので油断できません…。
私が訪れた際も何故か突然電車が来たので、時刻表を見てカフェで休憩していた人たちは呆然とするしかなく、取り残されていました…。
徒歩コース
三貂嶺から大華まで歩いて行くことができ…るらしいのですが、未だ辿り着けていません。
一方で三貂嶺から大華を通り越し、十分まで歩いて行ったことはありますので、大華から十分まで歩いていけることは確認済みです。
…さて、三貂嶺からの続きです。
山の中に入った時間が若干遅かったので、時間を心配しながら歩いていました。
そこで見つけたのがこの看板。
大華と猴硐、進むか戻るか…今現在16時半。
所要時間を考えると進んだ方がよさそうです。
しかし戻れば1度通った道、安心感はあります…方向は逆ですが。
このまま日が暮れるのはリアルに遭難コース…明るいうちに何らかの目途をつける必要があります。
進めば18時頃、戻れば19時頃。
結論としては進むことにしました。
程なくして山から出て車道と合流しました。
車道であれば暗くなってからでもそれほど危険はなさそうです(電灯があれば)。
以降は山の中というよりも所々木が生い茂る脇道を歩く必要があるものの、基本は道路から離れないよう歩けば良さそうです。
幸い途中に看板があるので道を間違えていないことは確認しながら進むことが出来ます。
ただ所要時間は書かれていないため、時間が気になるところ。
先を急ぎます。
色あせて見ずらいですが何とか判別できますね。
ですが微妙な看板もあります、意図するところがわかりません…。
旅行時のあるあるですが、地名が出て来ると地元の人以外にはちんぷんかんぷん。
更にしばらく進むと終に畑に出ました。
人がいる気配があります。
ここまで来れば山の中で遭難という可能性はかなり低そうですね。
ここの集落の出口で道に迷いました。
まっすぐ行くか曲がって行くか、必要な所に看板はありません。
GoogleMapsで確認してみると、後々は同じ道に合流するようです…がGoogleMapsの山道は結構間違えているので微妙な所。
とりあえず目印になりそうな野人谷停車場がある方へ行ってみます。
何故こんなところに駐車場が…。
付近には墓地があるようですが、その駐車場としては若干不便なように思います。
思うに人を集める何某かの計画があったものの途中でとん挫し、先に建設した駐車場はそのままになっている…のではないでしょうか。
この野人谷停車場、入った瞬間敵が現れました、ケルベロスです。
もとい、三匹の犬が襲い掛かってきます…残念ながら写真はありません。
- たたかう
- まほう
- ぼうぎょ
- どうぐ
逃げる一択です(選択肢にないけど)。
4回逃げれば確実に逃げられるそうです。
ボスの場合は逃げられませんが、8回逃げればビットが溢れて隣のメモリー空間を侵食し、以降は会心の一撃が必ず出るそう。
ファミ通.com
『DQ4』で8回逃げると必ず“会心の一撃”になる理由が明らかに。当時のプログラマーがYoutubeで明かす
また聞いたところによると襲いかかってくるケルベロスは幻影として気にせずに無視して進む「ガンガンいこうぜ」が作戦としては正解だそうです。
中々勇気が必要ですね、痛恨の一撃をくらいそうです、無理です…。
ちなみに他の方のYoutubeなどをアレコレ確認してみたところ、ここで逃げずにまっすぐ立ち向かえば大華にたどり着けるそうです。
一方逃げて右手に行くと十分に行く道に出るよう。
まさに大華の門番ケルベロス。
…無事逃げきった後、比較的大きな車道にでました、そうです、十分へと続く車道です。
ここから先は地図に載っていますので暗くなっても何とかなりそうです、大華にはたどり着けませんでしたが、とりあえず助かりました。
教訓:夕方が近づいている場合山には入らないこと