國定古蹟林本源園邸(林家花園)

今回紹介するのは台湾の新北市にある國定古蹟林本源園邸(林家花園)です。

新北市は台北市のベッドタウンのイメージもありますが歴史ある見どころもたくさんあります。

その新北市に日本占領時代以前からの建物や庭園があるというのですから庭園好きの私たちとしては行かなければいけませんね。

個人的には日本庭園は世界で最も美しいといっても過言ではないと思いますが、その日本庭園に影響を与えたアジア各国の庭園はどういう様式なのか。

考えただけで血沸き肉踊りませんか?

國定古蹟林本源園邸の歴史沿革はざっくり言うと1778年に福建省から台湾に移った林應寅とその子孫が経済的に成功し莫大な富を築き建てた建物とその庭園、です。
総面積は6054坪、清の時代に基礎となる一部が作られ始め、巨額を投じ現在のような庭園として完成したのは1893年、とのことです。
紆余曲折を経て庭園部分は台湾政府に寄付され、国が管理する現在の林家花園となっています(建物は今も林家が管理しています)。

余談ですがこの林家は台湾を代表する一族だったため「わたし親戚・子孫だよ」という人がこちらのように結構いるようです。

わたしが一緒に行った相方も親戚・子孫だそうで、広大な敷地の家で幼少時代を過ごしたそうです。

さて、邸宅の方も入れるらしいのですが、今回は庭園のみの訪問です。

庭園の入口はこんな感じで、横にあるチケット売り場でチケットを買います(新北市民は無料)。

入場料NT$80

入口を入れば路地ですね、期待が高まりますね。

漆喰の絵や盆栽が彼方此方に置いてあります、よい雰囲気だと思います。

鏝絵は流石にないですね。

通路や透かし窓は漆喰で様々な意匠が施されていて、その種類やモチーフの縁故由来を調べるだけでも本一、二冊分の内容にはなりそうです。

ところどころ水が張られた壺が置いてありました。

風水的なものかわかりませんが、昔は建物の床に直接水が張られていたのかしら…と思わせる構造もありました。

池。
庭といえば池。

建物もたくさん建っていて、むしろ建物の中や間を抜けて園内を歩く感じです。

老朽化が進んでいるので建物の二階にはあがれません。

家具が無造作に置いてありました、座って休憩しても大丈夫そうです。

白い漆喰は補修した壁で、手前の意志の部分が昔の壁面でしょう。

少ししか残っていませんが、何か字が書いてありますね。

こちらの青い字は補修したものだそうです。

池を挟んで東屋が向かい合っていますね、右の小さな橋は昔は人が渡れたのでしょうか。

様式は大分違いますが、わたしは東屋を見てシンメトリーな迫り出した構図から、書院造の釣殿、渡殿を思い浮かべました。

庭園の奥の方にはずいぶん綺麗に残っている建物もありますが新しいのでしょうか。

陰影礼賛。

こういう丸い通路を見るといかにも中国趣味という感じがしますね。

園内には檻などもあり、昔は孔雀が買われていたそうです。

他にも公けにできないような近親相姦だか何だかタブーの世界が繰り広げられていた曰くつきの場所でもあるらしいので、行くのを嫌がる人もいるようです(詳細は不明です)。

 

行き方は、MRT板南線府中駅から、徒歩10分くらいですね。

 

板橋駅からであれば15~20分くらいです。

 

もっと詳しく知りたい方はここなどどうぞ。

ちょっと内容が古いみたいですがここもいろいろ載っています。

公式ページはこちらです、日本語もありますね。

http://jp.linfamily.ntpc.gov.tw/